第3章 乱流輸送とレイノルズ平均モデリング(<連載>乱流の巨視的構造と乱流モデリング)
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概要
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乱流の巨視的構造を決定する量は、平均量方程式に現れる運動量、スカラー(熱、物資濃度など)の揺らぎによるフラックスである。この量を知る手段として、2つのアプローチがある。一つはフラックスを直接表示する陽的代数モデリングであり、他の一つはフラックス(2体相関量)の輸送方程式に準拠する2次モデリングである。本章では、乱流の巨視的構造をフラックスに直結させて考察する視点から、陽的代数モデリングに主眼がおかれる。初めに、同モデリングの土台となる乱流粘性(広くは、乱流拡散)表現の特徴を議論し、その後高次化(非線形化など)の考察を行う。2次モデリングに関しては、陽的代数モデリングの重要な情報源という立場でこれに言及する。これらの考察において、時間スケールが中心的概念となる。
- 2011-06-25
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