住民参加の防災公園づくり : 岡山県総社市ときわ公園
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概要
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総社市三輪の防災公園整備計画では、(1)防災公園や防災機能の認知、(2)住民同士の意見交換と相互理解、(3)公園への愛着醸成、(4)自立した維持管理活動や防災活動、これら4つの目的を徐々に達成するように筆者らが、地域住民・自治体・消防・教育機関等に働きかけ、住民参加による防災公園づくりを実践した。骨組みとなる活動は「住民参加による公園デザイン」「防災ワークショップ」「公共事業と地域住民の情報交流」である。まず、公園デザインワークショップや防災ワークショップに必要なオリジナル教材を開発し、次に、情報交流に必要な場としてオリジナルホームページを制作した。さらに、これらを用いた地域住民との協働活動を通して、総社市ときわ公園を生み出した。住民参加による防災公園づくりから住民が発見したこと、デザインとして具現化したことや提案したことは住民のアイデンティティを形成し、一体感のあるコミュニティを築いている。このような住民参加による公共事業の方法は、新たな価値を創造しながら地域の資源を次世代に良好に維持継承していくために、益々必要となる。
- 2011-03-30
著者
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