学習者の体験に基づいた作文の教室活動 : Language Experience Approach(LEA)を用いて
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
筆者は学習者が効果的にリテラシースキルを身につけられるようLanguage Experience Approach(以下LEA)を用いた作文の活動を行ってきた。構成主義的教育観に基づき、新しい言語知識を与えるのではなく、学習者自身の中にある言語知識と経験を利用することを原則としているLEA は、学習者の発言を目の前で書記言語に展開し、作文を書く最初のプロセスを共有できる。本論文では中級日本語学習者を対象とした二つの授業分析を行い、LEA を用いた作文の教室活動は文法、内容、文のスタイルなど多岐に渡る内容を議論することができること、文法外のルールは学習者間で発見されにくいことがわかった。また、教師は協働推敲を行う上で、誤用訂正ができなくとも気づきがあれば、発言するよう促したり、グループワークによって学習者の参加度を上げたり、話し合われた内容の明確化や可視化をしたりするなどの介助が必要であることがわかった。
論文 | ランダム
- A Statistical Construction of the Reynolds-Stress Closure Model in Inhomogeneous Turbulence
- 道路観光交通量算定の試験的方法("Traffic Quarterly"Jan.1969)
- 愛媛船主の成長--資金調達面から見たその要因 (海運経営)
- 現代ロ-カル交通の基本問題 (交通における最近の諸問題)
- R.O.Goss;Studies in Maritime Economics,1968