気候変化による宮崎県の降水量とその分布への影響
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概要
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本研究では, 気象庁の「気候統一シナリオ」による温暖化予測降水量を, 気候値を用いて統計的にダウンスケーリングし, 宮崎県における降水量とその分布について検討した. その結果, 県内の年降水量は将来増加し, とくに50年後増えること,またその分布は山間地で増加し, 平野部で減少すること, 夏・秋は北部山間地を中心に降水量が増加すること, 冬は平野部を中心に降水量が減少することが明らかとなった. これにより早期水稲のための水資源への影響や, 山間部の洪水被害などの影響が推察された. さらに過去の降水特性についてまとめた文献を参考に, 予測された降水量変化の一致度を検討したところ, 年降水量と秋については一致したものの, 春, 夏, 冬の傾向は一致していなかった.
- 宮崎大学の論文
- 2010-02-26
宮崎大学 | 論文
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