球面ガウス関数を用いた全周波環境照明下の動的シーンの高速レンダリング
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概要
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全周波照明環境下でのリアルタイムな照明計算手法として、照明を近似する基底関数に球面ガウス関数を用いた照明計算手法が提案されている。しかし、この手法は静的なシーンの描画を前提としている。本研究は、この手法を動的なシーンに対しても適用できるように拡張する。描画対象のオブジェクトの表面上の点におけるガウス関数の中心ベクトルと、最も近くにある可視境界へ向かうベクトルとの角距離を、デプスマップを用いて判定する。これにより、可視判定関数を評価し、シーン内の物体の陰影付け、および、影を描画する。このように、従来手法が事前計算により実現していた可視判定関数を動的に求めることにより、動的なシーンに対応する。
- 2011-03-02
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