埼玉県内の中小規模病院の看護管理者の学習と情報交換の場に関するニーズ
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概要
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目的】埼玉県内の中小規模病院の看護管理者の学習と施設外の看護管理者との情報交換の場のニーズを明らかにする。【方法】産婦人科・小児科・精神科を除く200床未満の病院の病棟・外来を管理する看護師対象とした質問紙調査。【結果】看護管理者は看護管理の学習ニーズが高く、中小規模病院の職員を対象とした研修と看護師長間の情報共有の場の必要性を感じていた。また、所属施設の看護の質向上が必要なのは、感染管理、糖尿病看護、認知症看護の順で多かった。【考察】高齢者の加齢に伴う疾患や高度医療を受けた後の高齢者医療・看護ニーズを満たしているのは地域密着型といわれる中小規模病院であることが多く、今後の超高齢者の増加に伴う医療・看護・介護の課題も多い。しかし中小規模病院では少ない看護管理者数で諸問題に取り組む必要があり、中小規模病院の看護管理者対象の研修や看護管理者の地域ネットワークの構築の必要性が示唆された。
著者
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