輻輳制御パラメータのリアルタイム推定
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概要
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TCPは輻輳制御アルゴリズムによって,輻輳制御パラメータであるcwndやssthreshを設定し,1度に送出できるデータ量や再送動作などを制御している.これらの値が分かれば,ネットワーク管理者が行う障害対応が容易になることなどが期待できるが,これらの値はTCP実装内でのみ更新され,伝送路上に送出されない.そこで輻輳制御アルゴリズムに基づいて通信のやりとりを解析し,cwndとssthreshをリアルタイムに推定する方法を検討した.評価実験の結果,データパケットの損失がなければ,ほぼ正確な値を推定でき,ネットワーク管理者に有用な情報を提供できることを確認した.データパケットが損失する場合でも80%以上の推定値が,設定した許容誤差である±1 MSS以内に収まっていることが確認できた.
- 2011-03-15
著者
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