通信制高校における中高年学習者の学びについての考察 : 都立A高校における事例を中心に
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概要
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本稿は通信制高校における中高年学習者の学びについて考察する。中高年学習者は年を経て高校に入学・編入学し、様々なハンディーがあるにもかかわらず、学びに対する姿勢が真摯で、学習意欲が高く、学校活動への参加も積極的で、他の生徒などにもたらす影響が大きい。現在の通信制高校を考える上で重要な位置にある。では、彼らにとって通信制高校で学ぶ意義とはいかなるものなのであろうか。本稿では都立A高校通信制で学ぶ中高年学習者へのアンケートを踏まえ、中高年学習者の学習態度、学習意識、学校生活のあり方を明らかにし、学びの意義を考える。そして、生涯学習の観点から通信制高校での中高年学習者の学びのあり方をとらえなおしてみる。そこからは、中高年学習者が積極的に学習・学校活動を行う中で、学校に自らの居場所を作りだし、人間的な成長と人生の統合を追求する主体的な学びの姿勢が看取される。
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