木製車いす用LVL成形フレームの設計強度 : 木材を主素材とした車いすの設計に関する研究 第3報
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概要
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高齢者らが屋内で使用する車いすを木製化し,生活環境に相応しいものに高めようとする筆者らの試みは成形合板技術の応用によって実用化の段階に入っている。本研究はこの車いすの形態の生成過程を科学的に解明することを目的としている。本報告は,成形合板による車いす構成の成立要因を,意匠設計されたLVLフレームの強度評価から明らかにしている。LVLフレームはムク材の平均的な機械的性質を持ち,成形条件の設定は適性であること,断面を30×30mmにすれば工業的に使用されている金属パイプフレームと同等あるいはそれ以上の強度を持つこと,意匠設計されたサイドフレームは車いすに急激に座る動的負荷の場合,最大で降伏値の1/3程度の相当応力が発生し実用上問題の無い強度を有することがわかった。以上より車いすを構成するLVLフレームは実用に適う寸法,形状を持つことが判明した。
- 1995-07-31
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