監視制御室の望ましいイメージと空間特性の研究 : 監視制御室の研究(III)
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概要
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本研究は監視制御室の空間特性を調べるため実験を行ったものである。被験者(オペレータ他)79名は目種類の監視制御室の完成予想図をSD法によって評価を行い,被験者(オペレータ)94名は天井高さ,部屋幅などを変えた写真を快適性などに関し,順位法及び系列カテゴリー法による評価を行った。被験者(オペレータ)58名はグラパネまでの距離による圧迫感の程度を系列カテゴリー法により評価をした。また,監視制御室(浄水場など)の要望調査も行った。結果は次の通りである。1)評価の良い監視制御室は,明るいイメージで,部屋が広く,機器配置に余裕があり,圧迫感の無いことであった。2)快適性の要因は部屋幅が大きなウェイトを占めていた。3)快適性,圧迫感のないグラパネ幅/部屋幅の比率は,グラパネ幅が3.9m,7.8mの時,0.41〜0.45,0.6〜0.65であった。4)グラパネに対する圧迫感のない最小距離(視覚),及びグラパネに対する部屋幅は回帰式にまとめた。5)床面積50〜149m^2の時:天井高2.9〜3.2m,150〜350m^2の時:天井高は3.2〜3.5mが算出された。
- 日本デザイン学会の論文
- 1990-07-31
著者
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