色彩情報,3D形状,そしてカラー画像処理(フェロー記念講演,Computational Photography)
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概要
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カラー画像の研究は,色を物理的に扱うもの,色を色彩科学的に扱うもの,さらに色を感性的に扱うものに分類できる。技術的な前二者は,Photometricな処理及びColorimetricな処理に分類してもいいだろう。前者は主にコンピュータ・ビジョンの領域で,後者はハードコピー・ソフトコピーの色管理や信号処理の領域で研究・開発されてきた。また,コンピュータ・グラフィクスの領域でもカラー画像の表示を扱っている。そして,カラーデザインや配色設計などでは色を感性的に扱う研究が行われている。そのどの分野でも,色覚の生理学的な研究の成果を利用することも重要である。このように色を扱う分野が大変広いため,またそれを利用する研究分野の特性が大きく異なり研究発表の場が異なっているために,それぞれの分野の研究が別の分野の研究者によく知られているとは言い難い。筆者が行なってきた研究は,(1)カラー画像表示,(2)ハードコピー及びソフトコピーの色再現,(3)カラー画像のセグメンテーション,(4)分光特性データベースの開発,(5)三次元形状計測などに関係している。本研究会の研究者にはなじみがないものが多いと思われるが,今後活用できる部分もあろうと考えるので,代表的なものを紹介したい。
- 2010-11-11
著者
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