デジタル放送波を用いたバイスタティックレーダにおけるMSNアルゴリズムに基づく目標検出法(ブロードバンドアクセス,ホームネットワーク,ネットワークサービス,通信利用アプリケーション,一般)

元データ 2010-11-04

概要

バイスタティックレーダにおいては,送信局から受信局へ直接伝搬する直接波やそのマルチパス成分が所望信号に干渉するため,これを抑圧することが重要である.この不要波を抑圧する方法として,従来では不要波のレプリカを作成しこれを減算する方法が用いられていたが,この方法では不要波の遅延時間を正確に求める必要があった.本論文では,地上デジタルテレビジョン放送を用いたバイスタティックレーダにおいて,MSNアルゴリズムに基づき特定の遅延時間をもつ信号成分に対して信号対干渉雑音比(SINR)を最大にすることにより,不要波の遅延時間を必要とする不要波抑圧を行わず目標を検出する方法を提案する.まずSINRを最大にする荷重の算出方法を明らかにし,次に特定の遅延成分に関してSINRを最大にするこの荷重を周波数領域の受信信号に荷重を乗算することによって目標検出を行う.計算機シミュレーションにより提案方法の有効性を評価する.その結果,提案方式は不要波の遅延に関する情報を用いずに従来法と同等の性能が得られることを示す.

著者

浅田 順之 慶應義塾大学大学院理工学研究科開放環境科学専攻
笹瀬 巌 慶應義塾大学大学院理工学研究科開放環境科学専攻
笹瀬 厳 慶應義塾大学

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