『邂逅 (めぐりあい)』(同志社大学生協書評誌)と全国大学生協読書推進運動
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概要
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本稿は,同志社大学生協が発行した書評誌『邂逅』の内容を紹介している。この書評誌は全国の大学生協で発行された書評誌・読書誌と兄弟関係にあり,大学生協の書籍部の拡大とそれに伴う大学教育の中での役割認識の深化と関係があることを示した。大学生協の書籍部は,大学内の書籍販売で小売店と競合しながら拡大され,取次店との数度にわたる再販闘争に勝利し,キャンパス内での独占的営業に成功した。取次店の中で小売実績を誇るようになって,あらためて大学教育の中で果たす役割を認識するとともに,「読書」という分野で役割を見出し,数次にわたる読書推進運動を展開した。はじめは,教員を中心とするシンポジウムであったが,やがて学生・院生・教職員・生協職員を巻き込んだ読書推進運動に発展していく。しかしこの過程で,学生と教員の意識の違いが明確になり,読書の意味がお互いに異なっていたことが分かってくる。学調なども情報提供されるのだが,読み込みをめぐる結果も異なり,あらためて現場での活動が強調され,運動そのものは低調になっていった。
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