はじめに遺伝子の言葉ありき、言葉は遺伝子なりき : 遺伝子と言語の情報処理はともにデジタル通信である(デジタル言語学)(ポスターセッション,人間の言語処理と学習)
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概要
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遺伝子符号化システムとヒトの話し言葉はたくさんの特徴を共有している.(1)デジタル信号の使用.4元の核酸RNA/DNAと日本語でおよそ100ある音節がそれにあたる.(2)デジタル/アナログの符号と意味の変換メカニズムとして,コドン列がタンパク質と結びつき,単語が意味と結びつく.(3)二段階情報源符号化システム:3つの核酸がコドンを形成し,非コーディングRNAがメッセンジャRNA列の転写後修飾を行ない,音節が単語を形成し,概念語と文法語を織り交ぜて構文する.(4)デジタル送信したものをアナログ受信することによって誤り確率が減少し自動送受信が可能となる,遺伝子符号通信におけるセントラル・ドグマ[1]と言語処理における発声器官から聴覚器官への一方向的なデータの流れ.(5)自動的な三次元化によって細胞質内でタンパク質が合成され,個人の意味体系によって意味が復元される.これらの事実から,ヒトは仲間内の音声通信に遺伝子のデジタル通信システムを取り込んだ自然の創造物であると推定できる.
- 2010-07-29
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