手具操作における運動能力の発達過程に関する分析モデルの構築 : 客観的指標作成の試み
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概要
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本研究の目的は,手具操作における運動能力の発達過程を明らかにするための分析方法を探ることである。体育授業では正確な子どもの実態把握やそれに応じる合理的指導が求められている。その際,客観的指標は必要不可欠であると思われる。しかし,手具を操作する運動については客観的指標となるものは見当たらない。また,それを導出する方法も確立されていない。そこで,子どもの手具操作の様相を運動形態学的に捉え,学習指導の立場から分析・検討・整理した。その結果,4つの分析視点が明らかになった。1つは分析方法の基盤といえる「形態的視点」,その他3つは形態的視点をさらに具体化させる「位相的視点」。「指導方法的視点」。「運動構造的視点」である。さらに,これらの相互関係を分析モデルとして構築し,子どもの実態把握とその観点,指導方法や運動構造を総合的に捉えて考えることができるよう提案している。
- 日本教科教育学会の論文
- 2006-06-20
著者
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