障害者との共生をめざす家庭科教育に関する研究(第3報) : 現代手織を通した小学校と大学における交流教育の試み
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概要
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第1,2報は,障害者や障害に関する教科書等の記述内容の分析ならびに教育実践の現状と教育効果について取り上げたが,本稿では,アート的な価値を重視する現代手織による交流教育の結果を考察するものである。小学校では,障害をもつ児童が普通学級の児童に対して現代手織の指導を行った。その結果,織り体験を楽しみながら障害をもつ児童とふれあい,その作品を評価する児童が多くみられ,またやりたいという意欲を持つ児童がかなりいた。高知大学では,この4年間,毎年障害児・者による現代手織のファッションショーを取り入れることによって,障害をもつ人との交流を試みた。大学生は,障害をもつ人の生き生きとした姿に感動し,個性あふれる作品をすばらしいと受けとめ,交流ができて良かったと受けとめた。
- 1996-12-25
著者
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