9-1 日本における雁木通りの伝播過程について(計画系)
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概要
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雁木通りの建設は16世紀末の若桜が最も早く、元和3年(1617)〜8年(1622)の長岡が続き、やがて18世紀中頃の弘前など日本海側を北上しながら、各地域の中核となる城下町に普及した。これらの城下町は高田の直江津、長岡の新潟などいずれも港町をその支配下に置いているため、北上の要因として日本海舟運が考えられる。すなわち舟運によって雁木通りの情報が各地の中核となる城下町にもたらされ、その後雁木通り・小間屋通りと呼ばれる地域では周辺の城下町や宿場町に、小見世通りと呼ばれる地域では周辺の城下町や市場町に、街道に沿って伝播したものと考えられる。
- 2009-07-12
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