円盤多波長直接撮像観測と円盤モデル
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
原始惑星系円盤の直接撮像観測は,現在ハワイのすばる望遠鏡を用いた集中的な観測が進められている.また,チリに建設中で間もなく初期運用が開始されるALMA望遠鏡を用いると,サブミリ波からミリ波の領域で,赤外線の観測と同程度かそれ以上の分解能で原始惑星系円盤の直接撮像観測が実現できるようになると期待できる.このような状況を踏まえ,本稿では原始惑星系円盤の直接撮像観測から円盤に対してどのような情報を引き出すことができうるのかということを例を挙げて示したい.まず,原始惑星系円盤中に惑星が存在したらどのような構造が観測されるのかということを議論する.また,別の例として,電波と赤外の観測の情報を利用して円盤の質量について制限を与えるようなモデルを提案する.
- 2010-12-25
著者
関連論文
- 磁気乱流駆動の円盤風による原始惑星系円盤ガスの散逸
- 「The 2nd Subaru International Conference, Exoplanets and Disks」参加報告
- 武藤恭之(New Faces)
- 円盤多波長直接撮像観測と円盤モデル
- 第28回Grain Formation Workshop : 平成22年度銀河のダスト研究会開催報告
- 「第28回 Grain Formation Workshop/平成22年度銀河のダスト研究会」の報告
- 原始惑星系円盤における円盤と惑星の重力相互作用の基礎過程 : 密度波とギャップ生成
- 第28回 Grain Formation Workshop/平成22年度銀河のダスト研究会開催報告
- S23-02P ASTE10mによるBeta Pic Moving Groupに属する原始惑星系後期円盤天体のCO(3-2)輝線探査観測(一般ポスターセッション2,ポスター発表)
- S23-04P 画架座ベータ星周囲のデブリ円盤構造に対する惑星の影響とその観測可能性(一般ポスターセッション2,ポスター発表)