冷却分子の生成と解離における多体ランダウ・ツェーナー問題(最近の研究から)
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概要
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レーザー冷却された原子を共鳴的に結合させて,ファノ・フェッシュバッハ分子と呼ばれる二原子状態が生成できるようになった.これを種に極性分子の絶対基底状態が達成されて新展開が期待されることから,低温分子生成は注目を集めている.一方,"原子+原子↔二原子分子"という過程はトラップされた多数の極低温原子間で起こることから,多粒子効果の吟味が必要である."原子+原子"と"二原子分子"という2状態間のランダウ・ツェーナー問題としてとらえられることが多いが,多粒子系の非線形力学によって断熱性が軟化する.有名なランダウ・ツェーナー公式がどのように修正されるか紹介する.
- 2011-01-05
著者
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渡辺 信一
電気通信大学大学院情報理工学研究科
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Itin Alexander
Department of Applied Physics, Aalto University
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Itin Alexander
Department Of Applied Physics Aalto University
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渡辺 信一
電気通信大学
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