アイソマーγ線分光で探る中性子過剰なNi領域の殻構造(最近の研究から)
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概要
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中性子過剰核を対象としたγ線分光はチャレンジングな実験である.我々は実験装置isomer-scopeの開発を通じて,アイソマー(T_<1/2>>1ns)から放出される脱励起γ線を感度よく検出することに成功し,γ線分光に新たな展開をもたらした.重イオン深部非弾性散乱で生成した中性子過剰核^<68>Niと^<71>Cuのアイソマーから放出されるγ線をisomer-scopeで測定し,^<68>_<28>Ni_<40>の準二重閉殻構造を明らかにした.
- 2001-09-05
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