非正則点を端点とする曲率線と閉曲線に基づく非等方再メッシュ化手法
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概要
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スキャナで得られた 3 次元形状データは膨大な情報量を持つ非構造三角形メッシュとなる.このようなデータを幅広く応用するために,近年,さまざまな再メッシュ化手法が提案されてきた.特に,曲率線に基づいた非等方再メッシュ化法は有効な手法の 1 つである.著者らは,従来の曲率線を利用した再メッシュ化手法を改良するため,曲率線の追跡において第 1 主方向と第 2 主方向を適宜に切り替え,さらに表面上の閉じた曲線を検出して再メッシュ化に利用する方法を提案した.本報告では,それらに加え,近傍の主方向の振る舞いから非正則点 (隣接する頂点や面の数が他の大部分と異なる点) を推定する方法と,この非正則点を端点とする曲率線を用いた非等方再メッシュ化手法を提案する.提案法は,曲率線の両端を非正則点とする点で Alliez らと類似しているが,推定された非正則点の数がはるかに少ないので効率的である.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2009-10-29
著者
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