風量計測により制御するVAV方式の省エネルギー実測結果

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概要

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建物の空調消費エネルギーにおいて空気搬送動力の占める割合は高く、空調システムにおける変風量方式は建物の室内負荷の削減が進むにともない高い省エネルギー性能が必要とされてきている。近年、変風量方式はVAVユニット本体の風量計測による変風量制御方式が多く用いられ、その省エネルギー効果が期待されている。本研究は、本方式の省エネルギー性能を実測結果により明らかにするものである。実測の結果、本方式は給気静圧一定制御方式に比して、風量の低減とともに省エネルギー性能が高くなり、定格時の風量の約30%において送風機電動入力は約45%に減少していることを確認した。冷暖房時での本実測から空調負荷の1日の傾向は、最小風量での運転時間が多い傾向を示しており、本方式による変風量制御の省エネルギー効果は大きいことを確認した。
社団法人空気調和・衛生工学会の論文
2003-01-25

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