高齢者住宅の温湿度管理をもとにしたリモートケアに関する実証的な検討 : 東京都内での冬季における住環境の調査と情報フィードバックの検証

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概要

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本論文では、リモートケアへの反映を念頭にしつつ、冬季東京都S区における高齢者住宅の温湿度をもとにした住環境での安全確保を目標に、居宅内の温湿度管理とその情報フィードバック方法、ならびに改善効果の妥当性の実証を行った。それにより、以下の3点を確認した。(1)高齢者やその家族が日常の住環境情報を繰り返して把握し、体感と実際の温度差と、その危険性の関係を改めて認識するようになる。(2)住環境の問題点の把握と、これを踏まえた設備利用方法や住環境の改善により、漠然とした高齢者自身とその家族の不安感が減少し事故の未然防止につながる。(3)様々な映像を用いたマルチメディア機器などを用い、これらの住環境情報を話題にし、高齢者が離れて住む家族とのコミュニケーション機会が自然に増える。
社団法人空気調和・衛生工学会の論文
2001-07-25

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