気胸を契機に胸腔鏡で確定診断を得た気管支・肺・胸膜病変を有するサルコイドーシスの1例

元データ 2010-11-25

概要

背景.肺および気管支病変を有するサルコイドーシス(以下サ症)症例が気胸を併発したため胸腔鏡で根治術と肺生検を施行した.症例.27歳男性.乾性咳嗽を主訴に近医を受診した.胸部X線で両肺野にびまん性浸潤影を認め,当院呼吸器内科に紹介された.胸部CTやガリウムシンチなどの画像診断でサ症が疑われた.肺機能検査は混合性障害を呈し,気管支鏡検査で複数の末梢気道に狭窄・閉塞を認めた.理学所見・画像所見から臨床的にサ症と診断し,ステロイド導入予定であったが,気胸を併発し,呼吸器外科へ紹介となった.結果.胸腔鏡で嚢胞と肺実質病変を含めた肺尖部の部分切除を行った.その際,肺尖に索状の癒着と,その壁側胸膜付着面に複数の小孔を認めた.切除肺の病理組織検査でサルコイド結節が確認された.術後ステロイドが導入され,呼吸機能は改善した.結語.気胸を併発した肺サ症に対し,胸腔鏡を用いることにより,診断と治療を同時に行うことが可能であった.

著者

田尾 義昭 独立行政法人国立病院機構福岡東医療センター呼吸器科
岡林 寛 福岡東医療センター胸部外科
岡林 寛 独立行政法人国立病院機構福岡東医療センター
岡林 寛 国立病院機構福岡東医療センター
中島 裕康 国立病院機構福岡東医療センター 呼吸器外科
中島 裕康 国立病院機構福岡東医療センター
川崎 雅之 九州肺癌研究機構
中島 裕康 福岡東医療センター呼吸器外科
川上 豪仁 福岡東医療センター呼吸器外科
川崎 雅之 国立病院機構福岡東医療センター呼吸器内科
田尾 義昭 国立病院機構福岡東医療センター
北里 裕彦 国立病院機構福岡東医療センター呼吸器内科
川上 豪仁 福岡大学 医学部外科第2教室
川崎 雅之 福岡東医療センター呼吸器科
田尾 義昭 福岡東医療センター呼吸器科
北里 裕彦 福岡東医療センター呼吸器科
岡林 寛 独立行政法人国立病院機構福岡東医療センター呼吸器外科
北里 裕彦 福岡東医療センター呼吸器内科
岡林 寛 国立病院機構福岡東医療センター呼吸器外科
岡林 寛 福岡東医療センター 呼吸器外科
川崎 雅之 福岡東医療セ 呼吸器科
北里 裕彦 福岡東医療セ 呼吸器科
川崎 雅之 国立病院機構大牟田病院

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