低速電子回折型電子スピン検出器を用いた高分解能スピン・角度分解光電子分光(実験技術)

元データ 2010-11-05

概要

スピン分解光電子分光法は,光電子のエネルギー,運動量のほかにスピンを弁別する実験法で,強磁性体の交換分裂した価電子帯構造の解析などに大きな寄与を果たしてきたが,従来のスピン検出法は効率が低く高分解能で測定することが難しい状況が続いていた.近年,高輝度放射光の発展や高強度希ガス光源の普及,スピントロニクスへの関心が高まって,高分解能でのスピン分解光電子分光測定実現への期待が大きくなっている.本稿では,最近開発した従来の100倍の検出効率を持つ超低速電子回折型スピン検出器を用いたスピン分解光電子分光装置について解説するとともに,得られた実験結果と最近のスピン電子物性についても紹介する.

著者

武市 泰男 東大物性研
柿崎 明人 東大物性研
奥田 太一 広大放射光セ
柿崎 明人 東京大学物性研究所
武市 泰男 東京大学物性研究所
奥田 太一 広島大学放射光科学研究センター
奥田 太一 広大放射光セ・先端計測

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