個票データを用いた家計の貧困計測
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概要
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本稿では, 財団法人家計経済研究所の 「消費生活に関するパネル調査」 によるパネルデータを利用して 1994 年から 2003 年の日本の家計の貧困度とその推移について分析した. 貧困尺度として FGT 指標を用いて貧困状況を一時的な側面と慢性的な側面に分けて計測し, さらに所得階層別の貧困度や階層間の移動状況を調べた. また, 順序プロビット分析を用いて貧困の要因分析を行った. これらにより, 家計の貧困度の高まりや, 期間平均所得が貧困線より高い階層において貧困度の低い階層から高い階層への移動が逆方向への移動より多いことなどがとらえられた.
- 2009-03-31
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