長方形くぼみ状多孔質層内の自然対流熱伝達:透水性1面を有する場合
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概要
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垂直等温加熱面(不透水)に挾まれた長方形多孔質層内の層流自然対流熱伝達解析として,上面または下面の一方が開放透水性で,他方が断熱または冷却熱伝達が行われる場合についての数値実験を行った.理論基礎式は,質量連続,Darcy則による運動量,熱量の各式を用い,適切な変換による無次元差分方程式としてSOR法により計算した.上面透水性のモデルIの結果は,伝熱特性がNu_m=0.415A^<-1.0>となる伝導域と,Ra数の増加によりNu_mの急増する対流域とを示し,同時に流動特性も求めた.下面透水のモデルIIの伝熱特性は層形状Aに支配されるが,対流域では,Ra数の増加によりNu_mが伝導域より劣下する範囲を解明した.
- 社団法人空気調和・衛生工学会の論文
- 1986-10-25