「からだ」を通しての見立て:動作療法の立場から
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概要
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本論文は,わが国で開発されたボディ・サイコセラピーである動作療法の見立てについて論じている。動作療法では,クライエントの不適切な体験が,日常生活における問題を形成していると考える。そこで,クライエントの体験の仕方を理解する見立ての手段として,からだの動き(動作)が用いられる。本研究では,不安を主訴とする成人女性の事例を通して,動作療法の見立てがどのように行われるかについて記述した。事例研究として,以下の4点が,からだの動きを用いる動作療法の特徴として取り上げられた。(1) 動作を通してクライエントの体験をとらえようとする,(2) 現在に焦点を当ててクライエントを理解しようとする,(3) 見立てから介入への展開が速やかに行われる,(4) 仮説検証が繰り返される。
- 2009-12-01
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