マドガ科Herdonia属の研究
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概要
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マドガ科のなかでは大型で,特異な翅型や斑紋をもったHerdonia属は,日本産として知られているH. margarita Inoueギンスジオオマドガ(モリヤママドガ)を含め,5種が知られていた(但し本文で種に昇格させた1種を含む).西はインドから東はニューギニアまで,旧北区東部と東洋区に分布し,多くの種を抱括する属なのに,今まで分類学的な研究がほとんどなされていなかった.本文では,15新種を含め20種を記載または再記載したが,スンダランドやニューギニア方面には,更に未記載種が生息しているものと推定される.ギンスジオオマドガは,日本では人里昆虫で,幼虫がサルスベリの小枝に食入することが知られている(六浦,1958).今回同じ種が中国から発見され,日本産が中国からの移入種である可能性が深まった.
- 日本鱗翅学会の論文
- 1993-11-05
日本鱗翅学会 | 論文
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