マレー半島産Neptis属の1新種(鱗翅目,タテハチョウ科)
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概要
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マレー半島から,Neptis属の1新種Neptis sedata SAKAKIを記載した。この新種は,雄交尾器ampulla末端突起が鎌状に突出すること,雌交尾器第8腹節背板前下方の陥入部が基本的に卵型を示すなどの特徴に基づきhylas群に含まれる.本群においては,本種は,N.clinia MOORE,1872に比較的近似するが,後者では,翅表の地色がくすんだ黒色であり,また,雄裏面の性斑が灰褐色である.また,本新種は,nata群に属するN.nata MOORE,1857やN.leucoporos FRUHSTORFER,1908に一見酷似するが,これら両者よりやや小型である.
- 1982-12-20