Herculia pelasgalis(WALKER)アカシマメイガの幼生期
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概要
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Herculia属は日本から4種知られているものの,いずれも幼生期については未知であった.ここでは,アカシマメイガHerculia pelasgalis(WALKER)の終齢幼虫と蛹の記載を行った.材料は野外で採集した雌成虫より採卵し,シロツメクサTrifolium repens L.で飼育したものを用いた.また,中村(1984)が記載した同じシマメイガ亜科フタスジシマメイガOrthopygia glaucinalis L.の幼虫・蛹との比較を行った結果,アカシマメイガ幼虫では前胸のLとSV刺毛硬皮板がよく発達し,中・後胸のL1の硬皮板がL2のそれと離れることなど,また,蛹では第2・3腹節に特徴的な点刻列があり,加えて第10節の尾突起の構造が異なることなどによって区別できることがわかった.
- 日本鱗翅学会の論文
- 1987-07-20
日本鱗翅学会 | 論文
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