日本未記録のヒメハマキの1種 : 富士山亜高山帯砂礫地帯の蛾II
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概要
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1986年9月7日,富士山富士宮口新五合目(海抜約2400m)で,砂礫地帯に生じているタイツリオオギ、Astrogalus membranaceus BUNGEの莢から数頭の小蛾幼虫を見出して飼育し,サヤヒメハマキ属Matsumuraesesの1種を羽化させることが出来た。従来わが国から本属のヒメハマキは5種記録されているが,♂交尾器の検討の結果,この種は日本未記録のものであることが判明したので,ここに記録しておきたい.なお本種については大阪府立大学農学部の保田淑郎博士に確認して頂いた.同氏に厚くお礼申し上げる次第である.あわせてロシア語の翻訳を引受けて下さった工藤広悦氏に感謝致します.
- 日本鱗翅学会の論文
- 1987-07-20
日本鱗翅学会 | 論文
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