西表島におけるスジグロカバマダラの食草と産卵行動
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概要
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スジグロカバマダラSalatura genutia (英名the Common Tiger)は,西はAfghanistan, Pakistanから印度大陸,マレー半島を経て,中国大陸南部,台湾に,南はNew Guinea島を除くほとんど全Indonesia地区,Australia北部など,広く東南アジアの熱帯地域に分布する.日本では宮古島以南の沖縄県に凄息し,迷蝶記録は沖縄本島から本州にかけて数多くみられる.八重山諸島では最も多産する蝶の1種で,早春から晩秋までほぼ連続して姿をみせるが,本種の食草の記録は乏しく,産卵行動についてもほとんど報告がない.筆者は1972年10月に西表島を訪れ,本種の産卵行動を観察し,写真に撮影する機会を得,また食草の種名も判明したのでここに報告する.
- 日本鱗翅学会の論文
- 1977-06-01
日本鱗翅学会 | 論文
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