Protapatura iwasei, a new Nymphalid butterfly from Kurdistan, the Northern Iraq (Nymphalidae)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
筆者は1970年6月下旬から7月上旬にかけて北イラクのアマディア周辺に採集を試み,タテハチョウ科の1新種の雄1頭を得た.そしてさらに1971年,イラク人の協力者マティウス氏により雌が発見され,3♂♂3♀♀を検することができた.本種は従来知られたコムラサキ属に近縁であるが,前後翅の地色は黒褐色で大きな黄色紋を装う独特なもので,類似の種はない.生殖器の形態からはきわめて原始的な特徴が検出され,新属と見倣されることが九州大学教養部生物学教室教授白水 隆博士,同助教授三枝豊平氏によって明らかにされた.本種の発生は6月上旬から7月上旬が最盛期と考えられる.棲息地はアマディアに近いシンガー渓谷の標高1,000〜1,400mの区域が観察された.シンガー渓谷に程近いスラフ渓谷(Sulaf Valley)は乾期にも多量の水が奔流していて樹木が豊富であるが,全く本種を日撃することができなかった.また平野に近い所では同標高の山からも本種を見出すことはできなかったところから,山嶽地帯の奥深い地域に限られて発生する"深山蝶"と考えられよう.5月以後は冬季までの長期間,全く降雨のない乾期のため渓谷は完全に涸れていて,気温は高い.蝶は嶮しい岩場を好み,熱した岩石上に静止し,時に山麓の湧水に飛来する.飛翅はきわめて迅速である."THE LEPIDOPTERA OF IRAQ"の著者Wiltshire(英国人)が20年間もイラクに在住し,屡々アマディアに採集を試みながら本種を発見できなかったのは,本種の個体数が少く,分布が狭く局限されているからであろう.
- 1971-10-30
論文 | ランダム
- 胸腔鏡下に緊急手術を行った自然血気胸の6例
- OR16-4 局所麻酔胸腔鏡下膿胸郭清術についての検討(局麻下胸腔鏡(疾患), 第30回日本呼吸器内視鏡学会学術集会)
- 胸膜原発巨大腫瘤を呈したprimitive neuroectodermal tumor(PNET)の1例
- 34. DWIBS法(Diffusion weighted whole body imaging with background body signal suppression)が有用であった肺癌術後の肺膿瘍症例(第85回 日本肺癌学会関西支部会,支部活動)
- PS-105-4 Bronchopulmonary foregut malformation (BPFM)の一例(小児呼吸器疾患1, 第24回日本呼吸器外科学会総会号)