モンシロチョウPieris rapae crucivora BOISDUVALの胚子発生段階および胚子発生に及ぼす温度の影響について
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概要
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1.モンシロチョウPieris rapae crucivora BOISDUVALの胚子発生の全過程を22 stageに分け,それぞれのstageにおける胚子の形態について述べた. 2.胚子発生段階と温度との関係について述べた.胚子は9〜35℃の温度範囲で正常に発育し,30〜31℃における胚子日数は最短である.16〜31℃の温度範囲で,胚子日数と温度との間にはD=aT^2+bT+c,胚子の発育速度と温度との間にはV=aT+bの関係が成立する. 3.胚子の発育零点について述べた.孵化を基準とした胚子の発育零点は9℃であるが,8℃以下の低温でも胚子の発生は続けられる.胚子の発生を基準とした場合,真の発育零点は6℃以下である.
- 日本鱗翅学会の論文
- 1968-10-31
著者
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