Eine neue Diarsia-Art (Noctuidae) aus Japan
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概要
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この報告では日本産モンヤガ亜科の1新種Diarsia nipponicaヤマトウスチャヤガ(新称)を記載した.この蛾は他のDiarsia属の蛾と同じように,前翅の色や斑紋はかなり変異があるが,既知の日水産Diarsia属の各種とはその外観,すなわち前翅の斑紋によって容易に区別できる.勿論その♂交尾器の形態からもきわめて明らかに区別ができる.私のしらべることのできた標本の産地は岐阜県平湯,長野県上高地,湯俣,白骨,仙丈嶽,木曽御嶽,梓山,群馬県旧鹿沢,栃木県日光湯本で,主として本州中部の高地に産し,個体数も多く,同地方ではむしろ普通種と考えてよいであろう.出現期は7月末から8月下旬に及び,とくに8月上〜中旬に多く発生するようである.附記:日本産Diarsia属の蛾は斑紋や色彩の地味なものが多く,よく似ているものが多いために,普通種が多いに拘らず,案外に正しく同定されていない場合が多い.又それらの学名は近似種との区別がむつかしいため,正確に決めにくいものも多かったが,近年CHARLES BOURSIN氏の研究で明らかにされた.以上のような事情なのでこの1群の蛾については,稿を改めて,解説を試みたいと考えている.
- 1957-06-15
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