Validation of Computational Results of Rotor/Fuselage Interaction Analysis Using rFlow3D Code

スポンサーリンク

概要

• 論文の詳細を見る

• 新規に開発された回転翼流れ場ソルバーrFlow3D が一様流に配置された単独胴体,およびロータ・胴体の組み合わせに対して適用され,周囲の流れ場及びロータ・胴体間の干渉現象が解析された.導入されたSLAUスキームはSimple Low-dissipative AUSM (Advection Upstream Splitting Method) の略であり,局所前処理数値スキームの一種である.ヘリコプタのロータ・ブレードのような移動変形する物体周りの流れ場にも対応できるように,原型のSLAU スキームに対して,若干修正を加えた.このスキームの導入によりマッハ0.01 以下という極低速域と遷音速域での正確な抗力係数値を同時に計算することが可能になった.この良好な特性はヘリコプタ周辺の複雑な流れ場の予測に適していると考えられている.ソルバーは重合格子を利用し,単独胴体及びロータ・胴体の組み合わせの両シミュレーションにおいてROBIN 型胴体が適用された.制御変数や条件の設定値については実験の値がそのまま使われ,流れ場の計算出力値は実験のそれと比較された.新しく開発されたソルバーにより十分な結果が得られた.ロータ・ブレード付け根,その他の低速域での流れ場の解析精度は改善され,現時点におけるテスト計算の結果は満足できるものであり,ヘリコプタ周辺の流れ場解析への将来の適用にも期待できるものである.

著者

• TANABE Yasutada

  Japan Aerospace Exploration Agency

• SAITO Shigeru

  Japan Aerospace Exploration Agency

• OTANI Ippei

  Tokyo Business Service Co., Ltd.

• Otani Ippei

  Tokyo Business Service Co. Ltd.

関連論文

• Validation of Computational Results of Rotor/Fuselage Interaction Analysis Using rFlow3D Code
• Research and Development Program on Accelerator Driven Subcritical System in JAEA
• ICONE11-36245 RECENT ACTIVITIES OF PB-BI TECHNOLOGY FOR ADS AT JAERI
• Aerodynamic/Acoustic Analysis for Main Rotor and Tail Rotor of Helicopter
• Application of an active device for helicopter noise reduction in JAXA
• Temperature Dependence of Corrosion of Ferritic/Martensitic and Austenitic Steels in Liquid Lead-Bismuth Eutectic

スポンサーリンク