マクロ生態学において形質ベースアプローチは有効か? : 群集の生態系機能に関して(<特集>生物の空間分布・動態と生態的特性との関係:マクロ生態学からの視点)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
生物多様性と生態系機能の関係性の解明と、それに基づいた生態系の影響評価のための新たなアプローチとして、生物の機能形質(生態形質)に基づいた枠組みが進展している。理論的な面では、群集レベルでの機能形質の動態や、生態系機能の応答の定式化のために、集団遺伝学や量的遺伝学の進化理論が応用されている。実証データと理論的枠組みの連携がさらに進めば、生物の分布情報、環境要因データ、生態形質のデータベースに対する統合的な解析から、生態系影響評価が可能になると期待される。
- 2010-07-31
著者
関連論文
- マクロ生態学において形質ベースアプローチは有効か? : 群集の生態系機能に関して(生物の空間分布・動態と生態的特性との関係:マクロ生態学からの視点)
- I112 ミジンコ群集に見られる有害物質感受性の空間変異および生息環境との関連性
- B60 アズキゾウムシ(Callosobruchus chinensis)の生活史における近交劣化の齢特異性(生態学・行動学)
- Daphnia galeataにおける生活史感度とp-ノニルフェノールの個体群レベル効果
- E41 コナガにおけるフェントエート抵抗性の遺伝率 : 人為選択実験データに対する統計遺伝学的方法の適用(毒物学・殺虫剤)
- C46 シロチョウ科前翅計量形質の表現型進化 : 量的遺伝学的アプローチ(分類・進化)
- H13 モンシロチョウ外部形態の量的遺伝解析及び自然選択の間接測定(個体群・群集)