ファジィ推論による多峰性温度パターンの異常診断
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概要
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温度分布の測定や解析による異常診断は,パターンの構造や特徴を認識することにより,人間でさえも困難な作業をコンピュータで画像処理し,診断結果を表示することが工業分野ではある程度可能となった.温度が多峰性の分布であることから,任意の温度についての等温線を考えると,それらは順序集合とみなされ,温度パターンの構造が木構造で表現できる.さらに木構造と等温閉曲線の特徴データを利用すれば,温度分布の異常個所を階層診断することも可能であった.しかし経験に基づく異常診断を行うにあたってはファジィ手法を導入することにより,エキスパートの処理にも匹敵する適切な診断結果やその信頼度を示すことも可能になった.本研究では工学的なデータに基づいて処理しているが,今後メディカル分野のデータを使用する場合でも同様の処理結果が得られるものと期待できる.
- バイオメディカル・ファジィ・システム学会の論文
- 2001-12-28
著者
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久保田 信久
九州共立大
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藤井 邦夫
九州共立大学
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藤井 邦夫
九州共立大学工学部電器電子情報工学科
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久保田 信久
九州共立大学工学部電気電子情報工学科
-
内冨 昭三
九州共立大学工学部電気電子情報工学科
-
内冨 昭三
九州共立大学工学部
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