ヤン・ボードゥアン・ド・クルトネと国際語の問題
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概要
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ボードゥアン・ド・クルトネ(1845-1929)は国際補助言語の思想を強力に支持した数少ない言語学者の一人である。本論文の目的は、この支持が決して偶然のものではなく、彼の思想的見解と言語学的見解とから自ずと由来するものであることを示すことにある。特に、本論は以下に挙げるボードゥアンの言語学的及び思想的概念の要点について述べる。それらは国際語の問題についての彼の意見に直接の影響を及ぼしたものである。1.言語を偶然発達した記号のシステムと理解することが、それらの記号を新しい慣行に従って変化させることや新しい言語を創造することに原則として障害はないという結論にボードゥアンを導いた。2.ボードゥアンはすべての言語を混交による産物であるとみなしているので、人工言語の創造において、自然言語で自然に起こっている混交や単純化と同じ過程を意図的に用いようとすることを理解していた。3.ボードゥアンは言語過程の意識的な調整は可能で、必要であるとさえ考えていた。言語を道具であるとみなし、人々は彼らの目的に応じてこの道具を改良する権利を有し、取り換える権利さえ有すると指摘した。4.最後に、本論は、人工言語に対するボードゥアンの意見はかなりの程度彼の国際主義的及び平和主義的思想の立場からも影響を受けていることを示す。ボードゥアンは、国際語が人々の間の理解に肯定的な衝撃をもち、その結果、国際紛争と少数民族の抑圧を終焉させる助けとなると信じていた。
- 2010-03-31
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