日本産Herpetogramma属(ツトガ科ノメイガ亜科)の1新種
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概要
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Herpetogramma属としてはむしろ異例の小型で純白の新種,H.albipennis Inoue,ハマゴウノメイガ(新称)を本州(伊豆七島の三宅島阿古),石川県小松市浜佐美,小松市草野,加賀市塩屋,根上町吉原釜屋),九州(佐賀県浜玉町虹ノ松原,熊本県天草島牛深市大島)でとれた標本によって記載した.いずれの採集地も海浜で,幼虫は浜辺の植物クマツヅラ科のハマゴウに寄生している(山中浩氏よりの情報による).島を含め本州以西に広く分布していて,将来四国でも発見されるだろう.Palpita inusitata(Butler)ヒメシロノメイガにやや似ているが,一層小型,斑紋は一層単純で,前翅にあるPalpitaに特徴的な腎形紋などがなく,後翅横脈上と後角の黒紋もない.
- 日本鱗翅学会の論文
- 2000-09-30
日本鱗翅学会 | 論文
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