クビアカスカシバToleria romanovi(Leech,1889)の愛知県における初記録
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概要
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クビアカスカシバは北海道,本州,四国,九州および中国南西部から記録されているが(Xu et al.,1994),愛知県からは記録がなかった(田中他,1991).1997年7月31日,筆者らは愛知県豊田市高橋の矢作川河川敷にて本種の雄をフェロモントラップで採集することができたので報告する.本種が誘引されたフェロモントラップはZ3,Z13-ODDA/E2,Z13-ODDA=97.9:2.1である.本種はいままでフェロモントラップに誘引された記録がなかった.上記の雄は,晴天無風時の午後5時半ごろ上記のフェロモントラップに飛来した.本種は栽培ブドウを食害することが知られているが,筆者らは,本種が河川敷のブドウ科のヤブガラシCayratia japonicaを食餌植物として利用しているのではないかということを,採集時の状況および標本の鮮度から考えている.
- 1998-04-10
論文 | ランダム
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