パラウホウジャク(スズメガ科)について
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概要
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南太平洋のパラウ島でとれた単一の雄によって新種として記載されたMacroglossum palauensis Matsumuraパラウホウジャクの原標本とおもわれるものを調べてみると,北海道大学には,著者自身によってpalauensisと同定された2頭の雌があって,どちらが完模式標本なのか,原記載からもラベルからも判断がつかない.本文では,より状態の良い方の標本をholotypeとさだめたが,これは.M.sylvia Boisduvalのシノニムであることがゲニタリアを比べることによって判明した.もう1頭の不完全な雌はM.corythus Walkerオキナワクロホウジャクと一致した.原記載でただ1頭の雄(実は雌のまちがい)としか述べられていないので,後の標本はparatypeとはならない.
- 日本鱗翅学会の論文
- 1998-02-01
日本鱗翅学会 | 論文
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