タイ国産Boarmiini(シャクガ科エダシャク亜科)の記録(第3報)
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概要
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本報では,大阪府立大学(1981,1983,1985,1987)と国立科学博物館(1987)が実施したタイ国鱗翅類調査によって得られた資料に基づいて,シャクガ科エダシャク亜科Boarmiini族に属する種を記録した.筆者は,既に第1報でHypomecis,Cleora,Alcisの3属を,第2報では従来Medasina属として扱われていた種を中心に12属を取り上げた.今回は新たに19属を対象とするとともに,Alcisの追加種1種を加え計35種の全データを記録した.新タクサは,次の通りである.新属.Telletrurona Sato(Type species:Telletrurona amnicosta Sato).新種,Xandrames xanthos Sato(Thailand,Vietnam),Abaciscus karsholti Sato(Thailand,Vietnam),Parectropis siamensis Sato(Thailand),Telletrurona amnicosta Sato(Thailand,Vietnam).なお,CulculaをBistonのシノニムとしたので,日本のキオビゴマダラエダシャクの学名はBiston panterinaria sychnospilas(Prout)となる.
- 日本鱗翅学会の論文
- 1996-12-01
日本鱗翅学会 | 論文
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