カイラルランダム行列模型による2+1フレーバQCD相構造の解析(有限温度・相構造,学生プレゼンテーション,熱場の量子論とその応用,研究会報告)
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概要
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QCDの有効模型として、カイラルランダム行列模型は広く応用されている。しかし、カイラルランダム行列模型には、有限温度相転移がフレーバ数N_fに依存せず、常に二次になるという問題がある。我々はU_A(1)アノマリーの効果を表す行列式相互作用項を持ち、N_fに依存した相転移を示すカイラルランダム行列模型を構築した。新しい模型は、有限温度の場合、N_f=2のとき二次相転移を、N_f=3のとき一次相転移を示す。この模型は有限温度密度2+1フレーバにも拡張可能である。
- 2010-05-20
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