家庭教育の現状と課題
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
改正教育基本法第十条「家庭教育」が新設され、更に第十条2で国及び地方公共団体の家庭教育支援の施策について明示された。これを受け、地方公共団体においてもさまざまな取り組みを講じている。しかしながら、家庭教育という個人の価値観に大きく左右される問題に行政がどこまで踏み込めるのか、また何が出来るのか、暗中模索の段階であり、従来の行政サービスの組み換えや、教育と福祉分野の連携などが進められている。しかしながら、家庭教育の大きな核に、子どもへの常識やしつけ教育が上げられるが、これらは個人の価値観を多く含む部分である。家庭教育の深部に触れることはきわめて困難であり、行政の限界といわれるところである。そこで、価値観の違いや多様性を超える議論として、共通感覚(常識としてのコモンセンスとそれを感じる感覚の統合としての共通感覚)の育成という観点から、家庭教育に踏み込む行政への展望が開けるものと考える。
著者
関連論文
- 家庭教育の現状と課題
- PB031 幼児の自律性と運動能力の関係II
- PB030 幼児の自律性と運動能力の関係I
- 保育者の絵本理解に関する一考察 : 「老い」や「死」をテーマとして
- 子どもにいのちの大切さ・死の問題を教えること : 保育者養成課程在籍学生の絵本理解から見えてくる課題
- 子どもへのデス・エデュケーション : ある小学校長の授業実践から
- 現代児童文化の一考察
- 新しい学力観 : キー・コンピテンシー定義からの考察(1)
- 子どもとデス・エデュケーション--保育者養成課程在籍学生意識調査
- 子どもにいのちの大切さ・死の問題を教えることに関する一考察--保育者養成課程在籍学生の意識調査から見えてくること
- 子どもにいのちの大切さ・死の問題を教えるということ--ダナ・カストロを手がかりにして
- PISAと今日の日本の教育における課題
- 子ども理解のあり方と道徳教育について
- 子ども理解のあり方と新しい道徳教育について