実習不安の内容と変化(I)
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概要
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本調査では、実習に参加する学生の不安について調査し実習前後にどのように変化していったのかを明らかにする事で、実習指導だけでなく養成校の学生指導に有効な指標を検討することを目的とした。女子大学生50名を対象に、実習直前および直後に不安内容について自由記述形式の調査が行われた。その結果、不安の記述数は実習前より実習後に減少した。不安内容について、実習前では「技術」「勤務態度」「対応(子ども)」の順に割合が高く、「技術」「勤務態度」の2つで全体の約半数を占めていた。実習後では「対応(子ども)」「勤務態度」「技術」の順に割合が高く、「対応(子ども)」が全体のおよそ半数近くとなっていた。しかも、「対応(子ども)」項目の割合だけが実習後に高くなった。さらに「対応(子ども)」項目の内容について、実習後では新たに4項目(ケンカ、援助、技術、部分・全体実習)が増加し、「声かけ」「嫌な思い」「ケガ」「泣いた時」項目についての記述の割合が実習後に増加していた。最後に、実習指導についての議論および指導についての提言が行われた。
- 平安女学院大学の論文
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