医療系学生におけるB型肝炎,麻疹,風疹,水痘,ムンプスに対する抗体保有状況とその予防対策に関する考察
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概要
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2003年から2007年の5年間に熊本保健科学大学に入学した学生を対象として,B型肝炎,麻疹,風疹,水痘およびムンプスに対する抗体保有状況の調査を実施した。B型肝炎,麻疹,風疹およびムンプスは赤血球凝集阻止反応(HI法),水痘は補体結合反応(CF法)および免疫粘着赤血球凝集反応(IAHA法)で測定した。抗体陽性率は,B型肝炎1.1%(14/1,244名),麻疹63.6%(778/1,223名),風疹91.3%(1,117/1,223名),ムンプス44.2%(540/1,223名)であった。水痘はCF法では38.8%(261/672名:2003?2005年)であったが,IAHA法では98.5%(543/551名:2006年,2007年)であった。これらの感染症に対する抗体陰性者および低抗体価である者に対しては,臨地実習開始前までに十分な抗体価の上昇を図る必要があり,適切な時期と方法を選択して抗体検査および予防接種を実施する方策を検討するとともに,学生自身の自己健康管理に対する意識を高めることが重要であると考えられた。
- 2009-03-31
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