製品開発における設計情報の往還運動解析と実証研究 : 半導体設計開発への適用
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概要
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エレクトロニクス・システムが大規模化,複雑化する中で,半導体設計開発には価格対性能比の向上と設計開発期間の低減が求められている.しかし,半導体設計の現場では,手戻り修正作業やタスク(task)間の設計情報の反復工程といった往還運動(iteration)による設計負荷(design impact)が,プロジェクトのコストの増大とスケジュールの長期化を引き起こし,経営上大きな影響を及ぼす問題となっている.本稿ではまずタスク間で生じる設計情報の往還運動に注視して設計工程をモデリングし,往還運動によって生じる負荷問題を経営工学的立場から浮き彫りにする.次にその研究法を半導体設計開発に適用し,設計負荷を低減するための解決策について検討する.
- 社団法人日本経営工学会の論文
- 2008-06-15
著者
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