「ジェットコースターの大型模型」における鋼球の運動
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概要
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「運動とエネルギー」に関する学習の動機づけのために,演示用のジェットコースター模型を試作した.これは斜面,二回宙返り,水平面内の円運動と小山からなり,運動体は直径20mmの鋼球である.球が走行する所用時間をデジタルストップウオッチで測定し,距離との関係を求めた.また,軌道に設置したインキを含んだ小筆の筆鋒で,そこを通過する球の表面に運動の跡をつけ,その記録から球の回転面の向きを調べた.これらをもとに,球がもつエネルギーを検討し,その運動を考察した.このとき,球の回転運動が並進運動に大きく関与していた.ことに円軌道では,球の回転面が軌道に沿わず,その回転が軌道を摩擦して大きなエネルギー消費をきたし,球の並進運動に急激な減速を起す原因となっていた.
- 1984-03-20
著者
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